あいはらの木
土橋 善裕

この楽すぴキットの開発のきっかけは「せっかく作るのであれば良い素材で」という事でした。

私は木材問屋で仕事をしながら、木を楽しむ「あいはらの木」で活動していく中で、自作スピーカーの魅力に取りつかれてしまいました。

職業柄色々と扱える中で様々な材料で自作でスピーカーを作ってみました。それはもう、何十台も。作っては壊し、作っては壊しを繰り返しました。

そんな中で、スピーカーはエンクロージャー（箱）の形状、使う材料によって音が違うことがわかりました。

スピーカーは、市販のユニットを取り付けてつなげば音が出るため、自分で作られたことがある方もいらっしゃると思います。

市販のエンクロージャーは、コストカットの為なのか10000万円以下の安価なものには、決まって「パーティクルボード」と呼ばれるスピーカーには適さない素材が使われていることが多いです。

なぜ、設計はにこだわるのに、使われている材料が基本的に密度のない「安価」な物なのだろうか？

「どうせなら、自作スピーカーのプロ長岡鉄男さんが推薦している素材で、キットを作れればいいのではないか」「ユニットを取り付けてハイ終わり！じゃなく、仕組みそのものが分かるようなものがいいのでは？」

そう思うようになりました。

自作スピーカーにハマった頃に始めたYoutubeチャンネル「あいはらの木　ものづくりチャンネル」のなかで、スピーカーに関する実験や考察を繰り返してきました。

その中で生まれたのが、この楽すぴキットです。

私はスピーカー業界の人間ではなく、木材業界の人間なのでスピーカーのメーカーが販売しているような高価なスピーカーをキットに組み込むことは出来ません。その代わりに提供できるものは「作った後の自由度の高さ」です。

あいはらの木の大切にしているコンセプトは「個」です。

誰が作っても同じものができるのではなく、楽しく「自分だけの物」を作ってほしい。

さくっと作って、とことんカスタムできる。そんな「楽しさ」と「自分だけの物づくり」に振り切るものを。

そんな想いから、この楽すぴキットは生まれました。

ネーミングにある「楽」は「楽に」「楽しく」作ってほしいという想いを込めました。

このキットで組んだものが「どんな音が出るのか不安…」

ぜひ、こちらのURLから確認してみて下さい。お付けしているユニットとアンプが安価なので高価なユニットやアンプに変えるだけで音が劇的に良くなるはずです。

スピーカー作りの楽しさと、あなたの想い通りの自由なカスタムができるスピーカーキット

それが、この楽すぴキットです。

ユニットをつけて終わり！ではなく、「0から作りたい！」「自分だけのスピーカーが作りたい！」という方にオススメのキットです。