こんにちは、私は新木場にある東京木材市場の木材問屋で働いている
土橋善裕(どばしよしひろ)と申します。
1981年埼玉県生まれ。 本屋の店長を経て父親の経営する木材問屋で勤め始める。
「木の楽しさ」を多くの人に伝えるため個人事業 あいはらの木 を立ち上げ、木の楽器「カホン」を中心に木で出来るワクワクを展開しています。
夢は、今いる木の街「新木場」に木の楽しいテーマパークを作ることです。
このカホンキット想ーOMOIーの開発のきっかけは「せっかく作るのであれば良い物を」という事でした。
私が木材問屋で仕事をしていく中で、このカホンという木の楽器に出会いました。
すっかり、カホンの魅力に取りつかれてしまい、職業柄色々と扱える中で様々な材料でカホンを作ってみました。それはもう、何十台も。作っては壊し、作っては壊しを繰り返しました。
そんな中で、カホンは使う材料によって音が違うことがわかりました。
カホンは、その単純な構造から自作される方も少なくありません。
既に作られたことのある方であればお分かりいただけると思いますが、ホームセンターなどで流通している材料では、なかなか市販品のようなパリっとした気持ちいい音のカホンは出来上らないのです。
なぜなら、使われている材料が基本的に密度のない「安価」な物だからです。
何十台も作っては壊してきた中で「カホンは単純な構造ゆえに『安かろう悪かろう』という言葉がそっくりそのまま当てはまるのだな……」と感じました。
さらに、案外必要なものが多い事も分かりました。
カホンを1台自作しようと思うと様々な工具を買いそろえる必要があります。
たとえば、ドリルや電動ドライバー、キリ、さしがね、ボンド、ヤスリ、クランプ等々
最低でもこれだけは必要です。下手したら電動ドライバーだけでも作るカホンの値段を上回ってしまうなんてこともあり得ます……
材料も1台分ピッタリ揃えることは難しく、例外なく余ります。
なぜなら、カホンに使う材料はホームセンターの合板では大きすぎるからです。カホンのサイズによっては1枚から3台ぐらい作れてしまいます。しかし、その1枚だけでは完成しません。
なぜなら打面と箱は違う材料でなければならない為です。そこでも大量の端材がでます。
サウンドホールを開けるのも、なかなかに大変ですし、打面の取り付け穴も失敗するとグズグズになりかねません。
「せっかく、自作したい人がいるのに、材料が悪いせいで出来上がった物がイマイチなんて嫌だろうな……」
「1台作るのにこんなに沢山の工具を買いそろえなければいけないなんて、構造は簡単でも出費が多すぎるのでは?」
「私が経験したカホン作りの失敗の経験を知ってもらえれば、多くの人がカホン作りに失敗しなくて済むはずだ!」
そんな想いから、このカホンキット想は生まれました。
カホンを自作するにあたって無駄なお金と時間を使う事に不安を感じている方もいるかと思います。
でも、大丈夫です。
自作カホン作りの失敗は、あなたの代わりに私がたくさん経験しておきました!
構造と材料がしっかりしていれば不器用でも大丈夫。
カホン作りの楽しさと、あなたの想い通りの自由なカスタムができるカホンキット
それが、カホンキット想です。
当サイトでは、そんなカホンキットのノウハウを全て全公開しています。
是非、あなただけのカホン作りの参考になればと思います。
土橋善裕 |