私は長年、カホンづくりワークショップを開催しているのですが、申し込み時に、「なぜ市販のカホンの購入ではなく、このワークショップに散会しようと思ったのですか?」
というアンケートをとっています。
その際に最も多いのが、「どんなカホンを買ったらいいかわからない」
次に多いのが「せっかくだから自分で作って自分の音をつくってみたい」
というものです。
自作カホンは作って終わりではなく、その後、叩くところからが本番です。あなたの自作のカホンは誰にきかせたいですか?
目次
カホン作りは、完成した「後」からが本番です
4時間の工程を経て、最後の一本のネジを締め終えたとき。ワークショップの会場には、なんとも言えない温かい空気が流れます。
参加者の皆さんがまず最初にするのは、自分で作ったカホンの音を確かめること。そしてその次にするのは、「大切な誰かに、この音を聴かせること」です。
400名以上の参加者の皆さんを見送ってきましたが、カホンを持ち帰る時のあの誇らしげな表情を見るたびに、私は「このキットは、単なる楽器ではなく、コミュニケーションの道具なんだ」と確信します。
400名以上のエピソード カホンが変えた「リビングの風景」
ワークショップの後、参加者の方から嬉しい報告をいただくことがよくあります。
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「反抗期だった息子が、『ちょっと叩かせて』と寄ってきました」
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「孫が遊びに来るたびに、一緒にリズムを叩いて遊んでいます」
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「夫が趣味のギターを持ち出し、何年もなかった夫婦の合奏が始まりました」
これらはすべて、既製品を買っただけでは起きにくい、「自分の手で作った」というストーリーがあるからこそ起きる変化です。
「これ、お父さんが(お母さんが)作ったんだよ」という一言が、会話のきっかけになるのです。
「木」の温もりが、デジタルな日常にリズムを刻む
スマホやゲームに囲まれた日常の中で、自分の手で叩き、振動が体に直接伝わってくるカホンは、最高にアナログで豊かな体験です。
400名以上の参加者のなかには、「音楽経験ゼロ」という方もたくさんいらっしゃいました。でも、叩けば音が鳴るカホンは、誰でもその日から「演奏者」になれます。
材木屋として厳選した「シナ共芯合板」の優しい手触りと温かい音色は、リビングに置いてあっても違和感なく馴染み、つい手を伸ばしたくなる不思議な魅力を持っています。
あいはらの木のキットが「家族の思い出」になる理由
私は、単に「鳴る箱」を届けているつもりはありません。 私たちが届けたいのは、組み立てている時の真剣な顔、完成した時の驚き、そして家族で音を合わせた時の笑い声。そのすべてをパッケージにしています。
400名以上の現場で見てきた「幸せな瞬間」を、全国のどのご家庭でも再現できるように。私たちは、初心者が挫折せず、誇りを持って完成させられる品質にこだわり続けています。
あなたは、誰と一緒にリズムを刻みますか?
あいはらの木のキット「想-OMOI-」を作り終えたとき、あなたの生活には新しいリズムが生まれます。
それは、自分一人で没頭する時間かもしれないし、子供と一緒に笑い転げる時間かもしれません。400名以上の参加者が証明してくれた「手作りの魔法」を、ぜひあなたのご家庭でも体験してください。
カホンが完成したその夜、あなたのリビングにはどんな音が響いているでしょうか。













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