自作カホンは工具があれば格安で作れる!金額を検証しました!

カホンを自作するといっても、一体いくらぐらいかかるの?というのが一番気になるところだと思います。

カホンの自作やカホンの作り方に関するサイトも様々で
「3000円ぐらいで作りました~」や「ほぼタダで作れました」なんて方もいらっしゃったりします。
皆さんそれぞれ工夫して作られていると思いますが、
今回は材木問屋の目線で一体いくらぐらいかかるものなのかを検証しました!

用意するもの

カホンを作るうえで必要なものは

・材料
・工具

となります。順番に見ていきましょう

材料

1、箱材となる板

素材の良し悪しによってだいぶ値段が変わってきます。
例えば、カホンに対して低品質の材料を使えばそれだけ安く上がります。
貰ってきたりすれば無料というのもあります。
カット済みの材料を使って組めば、ロス無くカット賃も無く安く作れます。

カホン作りにかかる値段のほとんどがこの箱材にかかるような気もしますね。
良い材料を使えば10000円以上、
安い物で揃えれば2000円~3000円ぐらいで作れそうです。

2、トップ材(打面)の板

オススメは3㎜ぐらいの厚さの板です。
300㎜×450㎜ぐらいでカット済みのラワンベニヤがホームセンターで300円前後で売っています。
余計な材料を出さないという意味で言えば、
販売しているカット済みの材料を参考にカホンの大きさを決めると最終的に安く上がることになります。

100円ショップのセリアにも300㎜×450㎜の3㎜厚の合板が売っています。
樹種は桐(キリ)です。キリは非常に柔らかいので温かみのある音が欲しい場合はオススメの材料です。

3、背面材の板

安く仕上げるのであれば、打面と同じく切ってある材料を使うのが一番かと思います。
サウンドホールの穴を開ける必要がある為、あまり厚すぎない材料がよいでしょう。

トップ材と同じ材料で行くのであればこれも100円~300円ぐらいで買えます。

4、カット代

材料をカットしてもらう為のカット代です。
1カット50円~
図面を渡して寸法どおりにカットしてもらいましょう。
標準サイズの木取図は右上の設計図ダウンロードから無料でダウンロードできます。
是非、ご利用いただければと思います。

※素人では、まず間違いなく材を真っすぐに切ることは不可能なので
必ずホームセンターや機械を持っている材木屋さんに頼みましょう。

ホームセンターではパネルソーという機械を使って真っすぐにカットしてくれます。

これがパネルソーです。板状の材料を抑えて真っすぐカットするのが得意です。

5、響き弦

響き弦は
ロックやポップスを叩く方であればスナッピータイプを、
フラメンコやアコースティック系の音楽を叩かれる方はワイヤータイプをお勧めしています。

スナッピータイプはスナッピーを1枚  約600円~

ワイヤータイプは貼りたいワイヤーやギターの弦の本数と、テンション調節が出来る金具をワイヤーの本数分を用意しましょう。

ワイヤー1本 100円~

 

ギターの弦を使用する場合、オーバルスリーブというワイヤーの端っこに輪っかを作る
道具も必要となります。挟むものはペンチで代用可能です。

 

テンションを調整するための一番簡単な金具 ターンバックル 1個 130円前後

 

以上が必要となります。

 

工具

続きまして必要な工具です。

最低でも
ネジをしめる、穴を開ける、木を切る、垂直を見る

工具が必要になります。

ネジをしめる

ネジをしめる工具は手で回すプラスドライバーがあれば大丈夫です
おおよそ、どこのご家庭にも1セットは用意してあると思います。

電動ドライバーやインパクトドライバーをお持ちであればとても楽になります。
ただし、100均のプラスドライバーはオススメしません。頭がすぐになめて使い物にならないです。

ホームセンター等に売っているドライバーセットで問題ないでしょう。

 

穴を開ける

サウンドホールや、打面背面の穴を開ける為のドリルと、真っすぐにビスを打ち込むためのキリが必要です。
ドリルはハンドドリルでも大丈夫ですが、作業がとても大変ですしかも、おおよそ3㎜ぐらいの穴しかあけられない為。
もしかしたら用をなさない可能性があります。

電動ドリルを買ったほうがよいかもしれません。
インパクトドライバーはあまり力の強すぎない物の方がちょっとした工作には向いています。
電動ドリルは私が使っているオススメの物を紹介します。

電動工具があれば、ネジをしめる工程もとても楽になります。

 

紹介しておいてなんですが、私は穴あけに手工具はお勧めしません。
なぜなら、「大変」だからです。

電動工具は、ホームセンターでレンタルをしているところもあります。
出来るだけ電動工具を使うようにして下さい!

電動工具があると、サウンドホールとねじ穴をあける工程がとても楽になります。

 

キリは100均のものでも特に問題ありません。

一応紹介までに、私が使っているキリは以下の物です。

木を切る

内部の響き弦(バズ音)を発生させるための機構を作る為に、手で切るノコギリが必要です。

ただし、100均ののこぎりは全然切れない為オススメしません。

ホームセンターに売っている物であれば安いノコギリでも問題ありません!

私が使っているのは下のノコギリです。軽くてよく切れます。替刃も安いのでお勧めです。

垂直を見る

カホンがきちんと真四角に組めるかどうか確かめるために「さしがね」という道具が必要です。

まとめ

ご家庭に工具さえあれば材料代だけなので、3000円前後で作ることは十分に可能です!
ただし、完成するものがホームセンターに売っているカットされた寸法に合わせたものになります。
材料もカホンに適したものではないかもしれません。

自分の好きな素材で作りたい!
自分の好きな大きさで作りたい!

となってくると、3000円前後で作るのは難しくなってきます。

こだわりで作るか?
とにかく安く作ってみるか?
どちらも出来るのが、カホンの自作の良い所です。

まずは、どんな感じの音にしたいのか?
なんで作ってみたいと思ったのか?から仕様を決めてみると良いかと思います。

 

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