カホンの背面にはサウンドホールという穴が開いています。
(ものによっては側面になります)
カホンを沢山作ってきた中でわかった事の一つが
このサウンドホールのサイズと位置が自作カホンのポイントになるという事です。
今回は、このサウンドホールについて解説させていただきます。
参考に作っていただけると幸いです。
サウンドホールの位置とサイズの関係性
早速ですが、下の図を見てみて下さい。
サウンドホールの位置が低ければ低いほど、穴が小さければ小さいほど、低音がこもります。
ポイントは、低音がこもるという点です。こもるという事は目立つという事です。
逆に、サウンドホールの位置が高ければ高いほど、穴が大きければ大きいほど、低音は後ろに突き抜けていきます。
低音を出したい!
自作される方から多いのが「低音を出したいんですけど、どうしたらいいですか?」という質問です。
カホンの低音の音の低さを決定しているのはカホンの中の空間のサイズに比例します。
簡単に説明すると、ミニカホンではそもそもそこまで低い音は出ない。ということですね。
逆にカホンのサイズを大きくすることでさらに低い音を出すことが出来るという事です。
なので、「低音を出したいんですけど」という質問に対しては、サウンドホールを下の方にして、穴を小さくすれば、低音が目立ちますよ とお答えしています。
ちなみに、サウンドホールのサイズは直径80㎜(8㎝)が下限 にすることをオススメしています。
これは、80㎜より小さくすると、低音がこもりすぎて気持ち悪くなるためです。
逆に、上限は直径120㎜(12㎝)までをオススメしています。
これは、120㎜を超えると、背面が合っても無くても変わらないような低音感になるからです。
まとめ
背面のサウンドホールの位置とサイズによって、カホンの低音の音色は変化します。
私が一番オススメするのは、センターより少し上に直径110㎜のサウンドホールです。
市販のカホンでもよくあるサウンドホールサイズなだけあって、一番低音に癖がありません。
初めてカホンを作られる方は、センターちょっと上に110㎜のサウンドホールで1枚作ってみて、これを基準にもうちょっとこもらせたかったら位置を下の方にしてみたり、サイズ違いをもう一枚作ってみたりすることをお勧めします。
ちなみにちょっと上に開けた打面は上下をひっくり返すだけで穴の位置を変えられますので、実験するにもちょうどいいかと思います!
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