カホンを作るにしても、どんな工具を用意すればよいのか分からない!
そんなあなたの為に、最低限必要になるもの、あったらいい物を紹介します。
まず、最初に
手工具だけで作ろうと思うと、とても大変である
ことを念頭においてお読みください!
目次
ネジをしめる工具
カホンの打面や、背面、中の響き弦機構を作る為に、ネジをしめる工具が必要です。
具体的にはプラスドライバーや電動ドライバーなどです。
ドライバーセット
ご家庭にある下のような、ドライバーセットで問題ありません。
なお、100円ショップに売っているプラスドライバーはすぐに先端がなめて(潰れて)使えなくなってしまうので、お奨めしません。
電動ドライバー
電動ドライバー(電動ドリル)やインパクトドライバーがあると非常に作業が楽になります。
ある意味、最低限必要な工具といってもいいと思います。
以下私が使っているオススメの工具を紹介しています。
★家を建てる建築とは違い、カホンなどの工作にはパワーは必要ない為
比較的安価で低パワーで軽めな物の方が使いやすいです。
(手のひらサイズのものはパワーが無さ過ぎてオススメしません)
★ペンタイプのインパクトドライバーは回す速度の調整が出来ず、とても使いづらいのでお勧めしません。
トリガーで引くタイプの通常タイプをお勧めします。
★電動ドライバーはあまりに安すぎるものは回転速度が遅すぎて逆に使いづらいです。
(綺麗な穴を開けるのが難しいです・・・)
以下のようなものがオススメです!
電動工具があると、サウンドホールとねじ穴をあける工程がとても楽になります。
なお、ドライバーのビットは消耗品です。
最初から付属してくるものはあまり良いものではないので、少し奮発していい物を買うことをお勧めします。
使いやすさ(ねじのしめやすさ、空転のしにくさ)が全然違います。
穴を開ける工具
カホンを作るうえで開ける穴は3種類
・背面のサウンドホール
・打面背面のねじ穴
・ねじをまっすぐ入れる為のキリ穴
となります。
背面のサウンドホールを開ける工具
背面のサウンドホールは、ドリルとノコギリがあれば開ける事が出来ます。
工程としてはこの3工程で、ドリル、ノコギリ、ヤスリが必要となります。
ドリルはハンドドリルでも対応できますが、すごく大変です。
電動ドライバーと下のホールソー(自在鋸)と呼ばれる工具があるとものすごく楽です。
コチラで詳細をチェック!
ねじ穴をあける工具
打面と背面を取り付ける際、打面の材料と背面の材料にはあらかじめねじ穴を開けておくこと
オススメしています。
理由としては、
・打面材にバリがでる。
・うまいことネジが奥に進んでいかない。
・取り付け位置がズレズレになる。
・ねじが真っすぐ入らない。
手工具でも出来ないことはないですが、圧倒的に電動工具が楽で速いです。
そんなドリルですが、向いているドリル刃と向いていないドリル刃があります。
以上の3つはいずれも電動ドリルに取り付けるドリル刃ですが、
一番左と真ん中が木工用、一番右の金色が鉄工と木工兼用タイプになります。
上の写真が穴を開けた写真ですが、一番右の鉄工用の物は入れた先も、出た先も
バリが凄く出ます。
それに対して木工用のドリル刃であればバリが出にくいです。
私が使っているのは一番左の先端が王冠のようになっているタイプです。
入れ先も、出た先も綺麗に穴があくオススメのドリルビットとなります。
一番オススメなのはスターエムさんのC型ショートビットです。
3㎜前後の太さのビスを使うのであれば、4㎜のビットを使用する事をオススメします。
ネジをまっすぐに入れるキリ穴
打面にねじ穴を開けただけでは、ねじは真っすぐに入っていきません。
ネジ穴に合わせて、キリで真っすぐに5㎜ほど穴を開けていく必要があります。
キリにも種類があるのですが、四ツ目キリという物を使えば大丈夫です。
100円ショップに売っているキリでも問題ありません。
こだわるあなたに皿取りビット
打面のねじを手に当たらないようにしたい!
そんなこだわるあなたには皿取りビットがオススメです!
木を切る工具
安いノコギリでも大丈夫です!
内部の響き弦の機構を作るのに、1本あると安心です。
下のようなむしろ小さくて軽いノコギリの方が向いています。
私が使っているのは下のノコギリです。軽くてよく切れます。替刃も安いのでお勧めです。
100円ショップに売っているのこぎりは全然切れない為お勧めしません。
垂直を見る、長さを測る工具
カホンの箱を組み立てる際に、きちんとした清く正しい箱を作る為に必要な工具
それが、垂直を見る道具のさしがねです。
響き弦の内部機構を作る際に長さを測るのにも使えます。
カホン作りなどの工作に使うぐらいであれば、上のような安いものでも問題ありません。
その他、必要な物
ボンドやヤスリ等、工具の他にも必要な物が少しだけあります。
木工用ボンド
箱を組み立てるための木工用ボンドです。
木工用ボンドは正しく接着できるととても強力で、
無理やり引きはがそうとすると、ボンドでなく木の繊維部分から剥がれるほど力がでます。
速乾タイプと通常のタイプがありますが、
通常タイプの方が乾くのが遅い代わりに速乾タイプに比べて若干接着強度が強いと言われています。
紙やすり サンドペーパー
カホンの仕上げに使うサンドペーパーです。
紙やすりは番手が上がれば上がるほど目が細かくなります。
一般的に木工で使うのは ♯80~♯400 となります。
あったら便利なもの
カホンの仕上げにあれば便利なものをご紹介します。
トリマー
カホンの座面にアール加工が出来る工具です。
座ったときにモモの内側が痛くならないように出来ます。
上のような、安い物でも問題ありません!
カンナ
そのためだけにそんな電動工具は買いたくないよ~という方は
手で挽けるカンナがオススメです。
手カンナでも、5~10分ほどでかなりの丸みをつける事ができます。
まとめ
これだけあれば、カホン作りは問題なし!という工具をまとめてみました!
下にチェックリストを作りましたので、参考にしていただけると幸いです。
カホン作り工具チェックリスト
〇 ねじをとめる工具
□ドライバーセット
□電動ドライバー(あるととても楽)
〇 穴をあける工具
□ドリル刃
□四ツ目キリ
〇 木を切る工具
□のこぎり
〇 垂直を見る、長さをはかる工具
□さしがね
〇 その他道具
□木工用ボンド
□紙やすり
〇 あったら便利な工具
□トリマー(ルーター)
□カンナ
以上です!お読みいただき、ありがとうございました。
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